野球の監督ってみんな割と元スター選手だった人達が多いんだけれど、サッカーの監督って昔スター選手だったわけではない人が多いようです。もちろんサッカーを一度もしたことがないとかそう言う人がいないと思うけど、自分がプレイするよりも観察することや分析することを得意としている人がマネージメントを学びサッカーの監督になることも多いようで、全シーズンイングランドのプレミアリーグで優勝したチェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督なんかはとてもいい例です。
で、私は最近テニスをよくやっているのだけれど私は完全な初心者、マーク大先生はかなり経験のあるテニスプレーヤーという立ち位置。一生懸命私にテニスを教えてくれようとするのはいいけど、アドバイスが全て精神論…！
球がここの枠に入るように念じて打ってみて！
こっちのコートに入るように打ってみて！
などなどまったく実用的でなく、私はもちろんそっちの枠に入るようにもそっちのコートに入るようにも打っているから精神論は必要なく、ラケットの振り方や構え方を教えていただきたいわけです。まあそれを説明しても理解できないようなのであいつは完全にコーチや監督向きではないなと確信しています。
さてさて、そんな大口をたたいたところで本日は「言わなければならないことがある」という前置きの使い方は相手を構えさせることができる劇薬フレーズだよというお話です。先日、ブログに私が集めている風呂アヒルコレクションのためにまあまあ高いディスプレイケースを買ったというお話を書きました。（その日記は『風呂アヒルコレクションに新たな仲間が加入』を読んでみてください）
マーク先生の興味のないモノでかつ自宅内のスペースをとるものを私が購入した時にはだいたい文句を言われる可能性が高いです。たぶんみなさんの自宅でも家族から買った大型のものに嫌な顔をされたり文句を言われたりした経験はあるでしょう。はたまた自分が一緒に暮ラしている誰かに対して文句を言ったり「けっ、何買ったんだよ！？」って思ったりしたこともあるでしょう。
そのため買った値段だのを聞かれたくなかったので最初は拾ってきたことにしようかなと思っていたのですが、万が一「捨ててきなさい」と言われたときに困るなと思い、届く前にもう買ったことを伝えようと思ったのです。
でも私がヘラヘラしながら
いや～アヒルのためにディスプレイケース買ったわ～
なんていうと50000％文句を言われると思ったので、若干かしこまって
言わなければならないことがある
と言う前置きを置いてみました。するとマーク大先生はちょっと困惑した顔をしながら
な、なに？
と聞いてきたので、
アヒルのためにディスプレイケースを買いました。なぜなら掃除が大変だし、家に遊びに来てくれた人達はいつも喜んで見てくれるので見た目を良くしようと思ったからです。私はふだん余計なものも買わないし、アヒルのためにお金を使う権利はあると思います。自分のお金だし。
と答えると若干へなへななりながら
びっくりした～！妊娠したとかそういうもっと大きな話かと思ったわ！
と。アヒルのディスプレイケースのことはたいしたことないという結果に。文句は言いたそうだったけど、あまりにも拍子抜けする報告に文句言うのを忘れている様子でした。
ふー。これにて安心してアヒルのディスプレイケースを迎えることが出来そうです。ということでみなさんには家族や恋人に購入したものに対して文句を言われそうなことが事前にあるならば、この劇薬フレーズ「言わなければならないことがある」を使うことをおすすめします。
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