『英語を使った仕事がしたい』という漠然な目標は後で自分を見失う

最近はnoteというサイトでロンドンで発行されている新聞の広告や駅構内の広告、パッケージデザイン、フリーペーパーの紹介の記事を書くのに夢中になっておるチオリーヌです。

さて本日のテーマは

『英語を使った仕事』っていうけどどんな仕事がしたいの?

です。ロンドンで出会った多くの人たちが「将来は英語を使った仕事」がしたいと言っているのを耳にします。でも実際のところロンドンで留学した後、「英語を使った仕事」に就いている人は半分もいないというのが現状。

それはなんでなんでしょう?

答えは

まず何の仕事したいのかわかっていないから

なのです。したい仕事によって、習得しなければならない英語力というのは変わってきますし、英語を使った仕事って実は鬼ほどあります。日本でも大使館が多くあるエリア、外国人観光客が多い場所ではカフェやレストラン、スーパーマーケットなんかでも英語力を求められるので英語を使った仕事になりますね。高級なレストランであれば具体的に面接の時点で英語の能力試験(TOEICとかTOEFUL、IELTS、ケンブリッジ検定)の結果を提出するように言われるところもあるでしょう。

今日は私が仕事としている翻訳の仕事という点でちょっと掘り下げますね。

英語を使った仕事の中でも翻訳、通訳の仕事をしたいという人は多くいます。でもそう話していた人たちで実際にその仕事にありつけた人は本当に少数です。わたしはロンドンに来る前からそういった仕事がしたいなあと思っていましたが、そう思い始めたきっかけはすでに日本で「書く」という仕事をしていたからです。日本語だけで読み書きしているよりも英語でも読み書きできればもっと仕事の幅が広がると確信していましたがそれはやはり正解でした。

英語を使った「書く」仕事ができるようになってからエンターテインメント系記事の翻訳、プレイステーション4の日本版ゲームを英語版にする翻訳の仕事と着実にやりたかったことが形になっているなと実感しています。

ちなみに翻訳、通訳の仕事がしたいなあと口にしている人の8割はその募集要項のことすら調べてない場合も多いです。砂糖のとりすぎがどれだけ体に悪いか語りながら片手にコカ・コーラ握りしめてる人と同じです。なんの説得力もないし、そういう人にいろいろと仕事のことを聞かれても答えるだけ無駄だなと感じるのが本音。どうせ教えたところでなんも実行しないからです。

とはいえせっかくこのブログを読んでくれている人はきっと「どうしたらいいんだろうか?」と調べてたどり着いた人も多いと思うので私が今までやってきた翻訳の仕事の募集要項を簡単にご説明しますね。

募集要項の基本はまず

・執筆経験

・翻訳経験

これに加え、英語の能力検定試験の点数を聞かれることもあります。翻訳経験に関しては無くてもよい場合もありますが、トライアル試験は必ずあるのでそこで判断されることになります。執筆経験に関しては9割方聞かれます。出版社で働ていたとかではなくても何かしらのオンラインのメディアで記事(個人ブログとかではなくではなくお金をもらって執筆しているような記事ですね)を書いていて、採用側がその記事を読んでもらって経験としてみなしてもらうことも可能です。

いろんな大手サイトがライターを募集していて経験がゼロだったとしてもトライアル試験があるので、それに合格すればお金をもらいながら執筆が可能になります。

「執筆経験がない」

という時点でさくっと夢をあきらめず、こういう方法もあるよということを知ってもらいたいです。これなら別の仕事をつづけながらでもライターとして経験を積むことが可能です。

結局日本語の文章を書くセンスがなかったら翻訳文書かせたところで末恐ろしい文章になるだけなので、書くことに慣れていない人を採用するはずがないのは言うまでもありませんから。お金もらいながら練習して経験がつめるなんてすばらしいじゃないかとわたしは思うのですが、ほとんどの人が結局「面倒くさい」のでやらず、翻訳・通訳の仕事がしたかった話など忘れ去ってしまうのです。

ということで、あなたがもし英語を使った仕事がしたいと考えているなら、まずは何をしたいのかベースを考えてみてください。それからそれ仕事に必要な英語力(英語能力試験の結果はだしておいたほうがいいです)を身に着ける!この2つで夢はかなうはずですよ。もちろん簡単ではありませんが!

 

 









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