ハリネズミのハリーさんの病気:回復、そして悲しいお知らせ

ハリネズミのハリーさんが5月12日に突然この世を去ってしまったことをうけてようやくその時のことについてまとめております。

月曜から入院し、木曜には「ハリーさんは感染症を患っている」という診断を受けるも、抗生物質や脱水症状緩和の注射のお陰で経過は良好だという先生から聞いていました。そして次の週の月曜日まで入院して、その後にお迎えの日を決めましょうとの話でした。

金曜日午前中、動物病院からの着信が。もうこの時点で嫌な予感がしました。なんせ、木曜日の夕方に先生と「月曜日にまた電話でお話ししましょう」と言っていたのに、動物病院から連絡が来るのが早すぎたからです。

残念ながら嫌な予感は的中し、ハリーさんが亡くなってしまったとの連絡でした。

感染症の理由にはさまざまあると思うのだけれど、ハリーさんが亡くなった理由が感染症だとしたら、自分の飼育環境に問題があったのかどうかを確かめておきたくて先生にEメールを送ることにしました。イギリスに6年暮しているものの、電話で早口で医療用語を英語で言われるとわたしには理解出来ないからです。なので電話口ではなく、メールで「小屋の中をあれほどまでにキレイにしていたのに、なぜ感染症になってしまったのだろう?」と尋ねることにしたんです。

先生からの返信には、

「以前お会いした時にも話したように、ペットのために繁殖が行われているハリネズミたちは近親で子どもを産んでいることも多いため、免疫力が弱い子がとても多く、病気になってしまう可能性も高いです。どれほどキレイにしていていも私達の生活環境の中にはたくさんのばい菌が溢れていて、免疫力によってはその菌に耐えることができないことがあります。ハリーさんは貧血症であり(この貧血症という部分、わたしはこの時点まで聞き逃していたようです)、感染症の影響で神経に支障をきたし、歩くことが難しくなっていたのだと思われます。

ハリーさんを見ていても、あなたがどれほど彼の事を清潔に保ちしっかりと世話をしていたかはわかりました。飼育環境には問題はなかったはずです。ですから自分を責めるようなことはしないでくださいね」

と書かれていました。

確かにわたしたち人間でも生まれつき体の弱い人だっているし、普通の人が絶えることができるようなばい菌の感染症で亡くなってしまうしまう人だってたくさんいます。回復してきたように見えていたのに、医療チームの努力も虚しく急死してしまうケースも珍しいわけではありません。

先生からのメールをもらうまでは、自分の今までやってきたことに非があったのではないかと後悔の念に襲われていましたし、ハリネズミを飼う資格がなかったんだと落ち込んでいましたが、ハリーさんの生まれつきの体の弱さをわたしがコントロールすることは不可能に近かったのだと自分に言い聞かせています。

少なくとも、ハリーさんが私のことを「温かいおうちとおいしいごはんを提供してくれる、ちょっとウザい召使のおばさん」と認識してくれていて、今も天国で面倒くさそうに見守ってくれていることを願っています。









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