マリークヮントの大規模な展覧会がロンドンのV&A美術館にて!【2019年4月6日から2020年2月16日まで】

マリークヮント好きにはたまらない大規模な展覧会が、ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート美術館(V&A美術館)にて、2019年4月6日から2020年2月16日まで開催中です。

1960年代のスウィンギング・ロンドンを代表し、「ミニスカートの女王」と呼ばれるファッションデザイナー、マリー・クヮントの200以上のファッションアイテムや店舗で使われていたポスター、1960年代当時のファッションショーの映像などがたっぷり展示された展覧会『MARY QUANT』のレポートをまとめてみました。


こんにちは、チオリーヌです。

日本で100店舗以上の有名ファッションブランドチェーンとなっている『マリークヮント(MARY QUANT)』に中学生の頃魅了され、それ以来、このブランドを代表するモデルであったTWIGGYになるべく日夜努力を続けているわたしですが、そんな私にとって夢のような展覧会に行ってきました!

展覧会は写真撮影も大丈夫だったので、写真を交えながら展覧会の雰囲気をお伝えします。

ファッションデザイナー、マリー・クヮントについて

1960年代に若い女性たちのファッションに革命を起こしたデザイナー、マリー・クヮント。

カラータイツやミニスカート、ホットパンツの生みの親はマリー・クヮントと言えます。

1955年、チェルシーのキングスロードに初めて自身の店舗『Bazaar』をオープンさせたマリー・クヮントは、自身のブランドを通して、女性たちに新たな生活スタイル、ファッション、力強いエネルギー、ショッピングの楽しさの形を確立させたのです。

ファッションと合わせて1966年にはコスメラインスタートさせ、今でも根強い人気を誇っています。

今見ても新鮮に見えるマリークヮントの洋服

1960年代というと、いまからもう60年近く前の時代。

「60年ものの〇〇」と聞くと、古臭いイメージしか思い浮かばないのに、マリークヮントの展示されている洋服はどれも、今見ても新鮮に見えるアイテムばかりです。

この展覧会で今回学んだことがこちら。

1950年代ころから、女性のスカートの丈がだんだんと短くなり始めていたそう。

というのも、長いスカートだとダンスが踊りにくいということで、1950年あたりからバレンシアガやイブ・サンローラン、クリスチャン・ディオールらが膝が見える丈のスカートのドレスを作り始めたんです。

とはいえ、これらのハイブランドの洋服を若い人たちが買うことはできません。

そこでマリークヮントが考えついたのが、多くの人たちが手に入れることができるように量産して価格を抑えること、さらに若い人たち向けももっとスカートをミニ丈にすること。これによって、若者たちがミニスカートを取り入れるようになったことから、一気に世界中に「ミニスカート」が広まっていったというわけです。

1960年代に実際に青春を過ごした人たちに出逢える

わたしにとって「スウィンギング・ロンドン」の時代の話って、なんだかおとぎ話というか、ふわふわした憧れの世界でした。

でも今回、ヴィクトリア&アルバート美術館で行われている展覧会に行って、「この時代が本当に存在したんだな」と確信するして、感激した出来事があったんです。

それは実際に1960年代に青春を過ごした、今はもう80歳近い年になる女性たちがこのマリークヮントの展覧会にやってきて、当時の思い出話しをしている姿を見ることができたから!

直接話したわけではなく、わたしが盗み聞きしただけなのだけど(笑)、ある女性たち(75歳から80歳くらいの女性2人)が「当時は高くてマリークヮントの洋服が買えなかったから、真似して服を作ったりしたわよね」と話をしているのを聞いて、「マリークヮントは当時、若い女性たちをファッションに夢中にさせていたんだなあ」としみじみ感動。

ヴィクトリア&アルバート美術館で行われるファッションの展覧会にやってくるお客さんは、わりと若い人が多いのだけれど、今回のこのマリークヮントの展覧会は圧倒的に70代以上の人が多かったのも印象的でした。

展覧会限定のマリークヮントグッズも見逃せない

展覧会に欠かせないのが、その展覧会限定で販売されているグッズ。

マリークヮントの展覧会限定グッズは缶バッジやTシャツ、トートバッグ、スカーフなどがあり、どれも可愛かったけど、わたしはトートと缶バッジ、Tシャツ、あとカードを2枚購入しました。

グッズのオンラインショップページはこちら

マリークヮント展覧会、チケット情報や会場の詳細

最後にこのマリークヮントの展覧会のチケット情報や会場の詳細についてまとめておきますね。

チケットの購入方法

  1. チケットは事前にヴィクトリア・アンド・アルバート美術館の公式サイトから購入しておくことをおすすめします。
  2. チケットの購入ページで、行きたい日にちや時間を選んで、クレジットカードで決済。
  3. チケットはEメールで送られてくるので、それをプリントアウトして当日ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館に持っていきます。

チケット購入ページ

チケットの価格

  • 大人 £12、
  • 学生(12歳から17歳、学生証の提示をお願いされることもあり) £10
  • 子ども(0歳から11歳) 無料

ヴィクトリア&アルバート美術館について

  • 住所:Victoria and Albert Museum, Cromwell Road, London, SW7 2RL Googleマップ
  • 営業時間:10時から17時45分 (金曜日のみ22時まで)
  • 最寄り駅:South Kensington駅(駅から徒歩7分ほど)

ヴィクトリア&アルバート美術館公式サイト









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