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語学留学を経て、イギリス人夫と国際結婚! 在英7年目の33歳 妄想を現実化するためにトライ&エラーを繰り返すその実験結果を記しています

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イギリスの移民局が神対応過ぎて泣いた! 結婚5年目、イギリスの永住権を申請&取得 ストーリー3

   

こんにちは、チオリーヌです。今回まで3回に渡って、わたしが2018年に行ったイギリスの永住権の申請&取得の際に起きたドラマを書き綴っています。気になる方はまずはこちらの記事からどうぞ。

プレミアムサービスが使えず…!結婚5年目、イギリスの永住権を申請&取得 ストーリー1

ビザとパスポートを早く取り戻す方法を発見!結婚5年目、イギリスの永住権を申請&取得 ストーリー2

待てど暮らせどアップグレードが行われないわたしのビザ申請

母が末期がんであることが分かり、すぐにでも日本に帰りたいわたし。11月9日金曜日、ビザの申請がアップグレードされることで、10日以内に永住権のビザとパスポートが戻ってくるというサービスを利用できる権利が与えられたはずだったんです。

しかし、待てど暮らせどホームオフィスからの連絡はないし、審査がスタートした印だとされている「銀行から500ポンド、引き落とされる」様子もなし……。

そして、「アップグレードに当選しましたよ」というお知らせメールが来てから10日が立った頃の11月20日、まさかの記載をホームオフィスのページで発見してしまいます。

こちらの郵送での申請をプレミアムサービスにアップグレードするサービスは2018年11月20日をもって終了します

え……? わたしの頭の中では「ねえ、もう無理だよ。終わりだよ」と誰かが囁いていました。

返信が来ないことを覚悟で懇願のメールをホームオフィスに送る

11月28日水曜日。11月9日に「あなたのビザ申請を郵送サービスからプレミアムサービスにアップグレードします」というメールを受け取ってから19日が経っていました。

イギリスのビザについて、みんなが語り合っているオンライン掲示板を覗くと、このサービスについての書き込みが山程ありました。

10月初めに当選のメールが来たけど、2か月近く経ってもなにも音沙汰なし

当選のメールが送られてきたメールアドレスに問い合わせのメールを何度も送っているけど、何も返答がない

EU離脱の影響で審査が遅れているようだ

もう絶望的な書き込みしかありません。多くの書き込みが「当選のメールが来たけれど、10日以内になんて戻ってこないどころか2か月近く音沙汰なし」というものでした。

そして、問い合わせのメールをしても返信は一切来ないという書き込みもたくさんありました。でもわたしは、なにもせずにはいられなかったんです。

思い返してみると、わたしがアップグレード当選のメールを受け取った日は彼らが作業していないはずの金曜日、11月9日金曜日でした。そして、当選メールはわたしが11月5日月曜日に送ったメールへの返信という形で届いていました。わたしは抽選に応募する際、メールに「母が末期がんであることがわかり、どうしても日本に帰りたくて、アップグレードに応募しています」と記載していたので、「もしかすると、先着10名とは言っているけれど、ホームオフィスの人たちは、ちゃんとメールを読んでいて、わたしを選んでくれたのではないかな?」と思ったんです。

ホームオフィスから送られてきた、アップグレード当選のメールには「このメールアドレスに問い合わせのメールなどは送らないでください」と書かれていました。でも、もしかしたら彼らはちゃんとメールの内容を確認しているかもしれない……。わたしはそれに望みをかけることにしました。

そして丁寧に懇願メール送ることにしたんです。いつもならこういった場合完璧な英文で送るためにもマークに確認してもらうのですが、その前日マークは夜勤だったため、わたしがメールを送りたいときには寝ていました。起こすのも嫌だし、起きるまで待っているのも嫌だったので、とにかく出来る限り丁寧な文章でメールを書きました。

問い合わせのメールを送ってはならないことは分かっています。でも母がもう長くないので、どうしても最期の時を母のそばで過ごしたいです。なんとか早く、審査をしていただけないでしょうか? たくさんのビザの審査をホームオフィスのみなさんが行っていることは分かっていますし、みなさんのお仕事にはとても感謝しているし、こんなお願いをするのは自分勝手だと言うことは重々承知しています。なんとかよろしくおねがいします

こんな感じの内容のメールを送りました。明らかにイギリス人が書くような美しい英文ではなく、英語を第二ヶ国語とする移民が必死で訴えているのがわかるような英文であったと思います。

ホームオフィスの奇跡の神対応に感謝することに

「メールを送るな」と書かれていたメールアドレスだったし、多くの人が「問い合わせをしたけど返信なし!」とキレ倒していたメールアドレスでした。でも、奇跡は起きました。

なんとわたしがメールを送って30分以内に、ホームオフィスから返信が来たんです。その内容はこうでした。

「メールありがとうございます。まずはあなたのお母様のことをとても残念に思っています。そしてあなたのビザの審査についてですが、今取り掛かっているケースの次の番に行うことにいたします。申請書類の問題がなければ2、3日以内にパスポートとビザが送られてくるはずです」

わたしはとにかく驚きました。いつも悪者扱いしかされていないホームオフィスが、とても人間味溢れる返信をくれたことに衝撃を受けたんです。

11月28日水曜日のお昼15時ころにそのメールが来てから、ひたすらわたしの銀行口座から申請料の500ポンドが引き落とされるのを見張っていました。でもこれまた待てど暮らせど引き落とされないんです……。

11月29日木曜日も一日中銀行口座のパトロールを行っていましたが、ホームオフィスから引き落とされる様子がない。「わたしのビザの審査を次の番にしてくれるって言っていたけど、わたしの前の人のビザの審査が長引いているのかな……。それとも、忘れられてるのかな」もう不安しかありませんでした。

11月30日金曜日、この日も朝から銀行口座を見張っていました。午前中、なんにも銀行口座上に変化はありません。すると12時ころ、インターフォンが鳴り「お届け物です」というデリバリーのおっさんの声がしました。

胸がざわざわしました。

デリバリーのおっさんの手には小さな茶色の封筒。この封筒、見覚えがありました。これまでもビザのカード(バイオメトリックカードというピンクのカード)が自宅に郵送で届いたときにこの封筒で送られてきたんです。

封筒を開けると、「Indefinite Leave to Remain 永住権」のビザのカードが入っていました。マークは夜勤明けで寝ていたけれど、このときばかりは叩き起こして永住権が取れたことを大声で知らせました!

それから別便でパスポートやそのほかの書類も戻ってきて、ついに私は日本へ帰ることが出来るようになったのです!

郵送での永住権のビザ申請は最大6か月かかると言われていましたが、ありがたいことに2か月以内にホームオフィスはビザをわたしに与えてくれました。

そしてもう一つ驚きだったことがあります。これはホームオフィスの手違いなのか、それとも神対応のおかげなのかはわからないのですが、ビザ申請のアップグレードのためにプラスで支払わなければならなかったはずの500ポンドは今も引き落とされていないんです。

おそらく、審査を行うチームとお金を引き落とすチームは分かれていて、お金を引き落とすチームを通していると時間がかかるため、わたしのメールに対応してくれた人がすぐにわたしのビザ申請書類を審査チームのほうに回してくれたのではないかなと。とにかく、彼らには本当に感謝しかありません。

彼らの神対応のおかげで、わたしは母と最期の時間を過ごすことができました。本当にありがとう。

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